中国自動車道の料金・路線図・サービスエリア情報

2022年12月27日高速道路

中国自動車道とは、大阪府吹田市の吹田ジャンクションから山口県下関市の下関インターチェンジまでを結ぶ、全長約543キロメートルの高速道路です。 高速道路ナンバリングでは「E2A」の番号が付けられています。

中国自動車道は宝塚市・津山市・三次市・山口市などの中国地方の内陸部を通過するルートをとっているのが特色であり、瀬戸内海側を通過する山陽自動車道とは補完的な関係にあります。

中国自動車道のあゆみ

中国自動車道は大阪府から山口県までを結ぶ、全長543キロメートルの高速道路です。主に中国地方の山間部を通過するルートとなっているのが特徴です。

西日本の物流を担う重要路線として、昭和58年(1983年)に全線が開通するなど、我が国の高速道路のなかでもかなり早い時期に整備されており、総延長も東北自動車道に次ぐ長さとなっています。

これまでは中国自動車道単体での横方向のネットワークが主流でしたが、現在では舞鶴若狭自動車道・鳥取自動車道・播磨自動車道・米子自動車道岡山自動車道松江自動車道尾道自動車道浜田自動車道・広島自動車道などの縦方向のネットワークも充実してきており、西日本のさまざまな都市にアクセスできるようになっています。

中国自動車道のサービスエリア・パーキングエリアと路線図

中国自動車道のパーキングエリア・サービスエリア

中国自動車道にはおおむね50キロメートルごとにサービスエリアが設置されていますが、山間部を通過するルートのためかならずしもこの距離ごとにはなっていない箇所もあります。また、サービスエリアよりもさらにきめ細かくパーキングエリアが設置されています。

サービスエリアやパーキングエリアには、大型車や身障者車両用を含む駐車場、トイレ、食堂、売店、レストラン、ガソリンスタンド、EV充電器などの設備があります。「ハイウェイ情報ターミナル」として、渋滞情報や工事情報などをリアルタイムで知ることのできるパネルも設置されています。

中国自動車道のサービスエリア(SA)・パーキングエリア(PA)は次の一覧のとおりです。

中国自動車道のサービスエリア(SA)・パーキングエリア(PA)一覧
西宮名塩SA、赤松PA、社PA、加西SA、安富PA、揖保川PA、上月PA、楢原PA、勝央SA、二宮PA、美作追分PA、真庭PA、大佐SA、神郷PA、帝釈峡PA、本村PA、七塚原SA、江の川PA、本郷PA、安佐SA、筒賀PA、吉和SA、深谷PA、朝倉PA、鹿野SA、荷卸峠PA、湯田温泉PA、美東SA、伊佐PA、王司PA

中国自動車道の路線図

中国自動車道の路線図は、次に掲げるとおりです。

より詳細な中国自動車道の路線図は、道路管理者である西日本高速道路株式会社が次のようなPDFファイル版として頒布しています。
そのほか、サービスエリアやパーキングエリアには、エリア内の施設の案内や高速道路の路線図を掲載した小冊子が備え付けられ、利用するドライバーたちに無料配布されています。

中国自動車道のリニューアル工事

中国自動車道の吹田ジャンクションから中国池田インターチェンジ間において、リニューアル工事にともなう終日通行止めが行われていましたが、令和5年3月26日をもって全て終了しました。

引き続き、宝塚インターチェンジから西宮北インターチェンジ間(下り線)などで車線規制を伴う工事が実施されています。

中国自動車道の料金

中国自動車道の通行料金は、基本的には走行した距離に応じて、車種ごとの単価を乗じて算出しますが、各種の特例もあります。
特に、ETC車両の場合には、平日朝夕割引や休日割引、深夜割引などのさまざまな割引が適用されることがあります。

中国自動車道簡易料金表(普通車・通常料金)
出発 到着 通常料金 距離
中国吹田ICから
中国豊中ICまで 470 円 9.4km
宝塚ICまで 700 円 16.6km
神戸三田ICまで 1,320 円 36.7km
福崎ICまで 2,470 円 79.2km
作用ICまで 3,420 円 119.2km
津山ICまで 4,050 円 150.7km
三次ICまで 6,200 円 299.6km
千代田ICまで 7,470 円 328.7km
山口ICまで 10,000 円 467.2km
下関ICまで 11,400 円 539.9km

中国自動車道沿線の観光スポット

万博記念公園 大阪府吹田市にあり、1970年に開催された日本万国博覧会(大阪万博)を記念して、跡地を公園化したものです。岡本太郎の「太陽の塔」を中心に、広大な緑地やスポーツ施設、国立民族学博物館などの文化施設が整備されています。最寄りの出入口は中国吹田インターチェンジです。

津山城 岡山県津山市にある平山城で、津山藩の初代藩主・森忠政が大規模な改修を施しました。現在でも高さ45メートルの壮大な石垣が残り、鶴山公園として桜の名所にもなっています。城下には国重要伝統的建造物群保存地区が残ります。最寄りの出入口は津山インターチェンジです。

三次もののけミュージアム 広島県三次市にある博物館で、三次を舞台とした『稲生物怪録』の世界を紹介したり、湯本豪一氏から寄贈を受けた妖怪コレクションの展示などを行っています。最寄りの出入口は三次インターチェンジです。
 
瑠璃光寺 山口県山口市にある寺院で、「日本三名塔」に数えられる室町時代作の国宝の五重塔を有しています。最寄りの出入口は山口インターチェンジです。

秋吉台 山口県美祢市にある日本最大のカルスト台地で、秋吉台国定公園に指定されています。地下には大鍾乳洞「秋芳洞」があります。最寄りの出入口は美祢インターチェンジです。

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