中海に面した自然豊かな城下町・米子市の観光スポット

米子市 観光旅行
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鳥取県西部にある米子市は、北は雄大な日本海に面し、東に中国地方最高峰の大山、西に汽水湖の中海を抱える、自然豊かなまちです。近世には米子市の城下町として栄え、山陰本線や山陰自動車道、米子自動車道、米子空港もあって交通アクセスにも恵まれています。

米子城跡

米子城跡

「米子城跡」は、中海に面する米子市の湊山の上にある城郭の跡で、戦国時代末期の天正19年(1591)、毛利一族の吉川広家が築城したといわれています。近世には一国一城令の例外として存続し、鳥取藩池田氏の家臣である荒尾氏が支配しました。

明治維新後に城の建物は取り壊されましたが、国史跡に指定され、今でも石垣などが残るほか、山頂にある天守からは、「伯耆富士」と形容される大山や、ラムサール条約にも登録された国内有数規模の汽水湖の中海の風景を展望することができます。

米子城跡
■所在地:鳥取県米子市久米町
■電話番号:0859-23-5436(米子市文化振興課)
■公式サイト:
■交通アクセス:山陰自動車道「米子西インターチェンジ」から車で10分/JR山陰本線・境線「米子駅」日ノ丸バス(大学病院線ほか)乗車3分、「米子城入口」バス停下車

大神山神社本社

大神山神社本社

「大神山神社本社」は、中国地方最高峰である大山を神体山とする古社で、大穴牟遅神(おおなむぢのかみ)を祀っています。大山の山頂近くにも奥宮があり、修験道の道場として栄えていましたが、冬場の積雪が壮絶で祭儀に支障があるため、山麓に設けられたのがこの本社です。

境内には2千株のアジサイが植栽されており、毎年6月ごろに花の盛りを迎え、訪れる人々の目を楽しませています。

大神山神社本社
■所在地:鳥取県米子市尾高1025
■電話番号:0859-27-2345
■公式サイト:
■交通アクセス:山陰自動車道「米子東インターチェンジ」から車で3分/JR山陰本線・境線「米子駅」日交バス(大山・本宮線)乗車30分、「尾高」バス停下車、徒歩10分

上淀廃寺

上淀廃寺

「上淀廃寺(かみよどはいじ)」は、飛鳥時代に建立された寺院の跡です。平成に入ってからの発掘調査により、菩薩や神将などの仏教壁画の破片が大量に出土しました。現在は焼失してしまった法隆寺金堂壁画に比肩する、国内最古級の仏教壁画として貴重であることから、寺院跡は国史跡に、壁画や土器などの発掘品は鳥取県有形文化財に指定されています。

金堂の東側に3基の塔が南北に並ぶ特異な伽藍配置がわかっており、金堂基壇跡などが現地に復元されているほか、近くの「上淀白鳳の丘展示館」では出土遺物の数々を見学することができます。

上淀廃寺
■所在地:鳥取県米子市淀江町福岡
■電話番号:0859-56-2271(上淀白鳳の丘展示館)
■公式サイト:
■交通アクセス:山陰自動車道「淀江インターチェンジ」から車で3分/JR山陰本線「淀江駅」から徒歩30分
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