和歌山県海南市は、県庁所在地である和歌山市に隣接し、古くから熊野街道(紀伊路)の要衝として栄えました。海と山の両方が楽しめる豊かな景観を有し、歴史的資源にも恵まれた海南市には、多くの観光スポットがあります。
藤白神社

古くから霊地とされた熊野三山を参拝する熊野詣は、平安時代に皇族や貴族の間で流行して以来、民間でも盛んとなりますが、参詣道の途中には「熊野九十九王子」とよばれる神社があり、奉幣や経供養などの儀式が行われていました。
この神社の権現堂には熊野本宮大社・熊野速玉大社・熊野那智大社3社の本地仏である阿弥陀如来・薬師如来・千手観音菩薩が祀られており、神仏習合時代のようすを伝えています。
■所在地:和歌山県海南市藤白448
■電話番号:073-482-1123
■公式サイト:https://fujishiro-jinja.net/
■交通アクセス:JR紀勢本線「海南駅」から徒歩20分/阪和自動車道「海南インターチェンジ」から車で3分
鈴木屋敷

平安時代、熊野から藤白に移り住んでこの姓を名乗った藤白鈴木氏は、藤白王子の神職を代々世襲して熊野信仰を全国に広めました。
現在は令和5年(2023)に復元された建物の内部や池泉庭園が有料公開され、鈴木氏や熊野古道に関する資料も展示されています。
■所在地:和歌山県海南市藤白108
■電話番号:073-482-1123
■公式サイト:https://fujishiro-jinja.net/
■交通アクセス:JR紀勢本線「海南駅」から徒歩20分/阪和自動車道「海南インターチェンジ」から車で3分
黒江の町並み

地区の中央を通る「川端通り」の周辺には、漆器職人たちの住居や問屋などの建物が、一定の角度をつけて斜めに建ち並んでおり、「のこぎり歯の町並み」ともいわれます。
毎年11月には「紀州漆器まつり」が開催され、メイン会場の温山荘公園のほか、黒江地区にあるサブ会場「うるわし館」でも、掘り出しもの市や蒔絵体験を楽しむことができます。
■所在地:和歌山県海南市黒江
■電話番号:073-482-0322(うるわし館)
■公式サイト:https://www.kishusikki.com/index.html
■交通アクセス:JR紀勢本線「黒江駅」から徒歩15分/阪和自動車道「海南インターチェンジ」から車で10分
浄国寺

永正4年(1507)、本願寺九世・実如上人が冷水(しみず)浦にあった道場を黒江に移したのがはじまりで、天文13年(1544)、十世・証如上人のときに寺基を現在地に移したといい、証如上人お手作りと伝わる貴重な枯山水庭園が残されています。
境内にはそのほか、高さ20メートル・樹齢600年のクスノキの大木や、江戸時代の義民・重根屋伊七の墓、漆芸家・橋爪靖雄が手掛けた本堂の「蒔絵天井画」などの見どころがあります。
■所在地:和歌山県海南市黒江976
■電話番号:073-482-1293
■公式サイト:https://saginomori.or.jp/temple/%E6%B7%A8%E5%9C%8B%E5%AF%BA/
■交通アクセス:JR紀勢本線「黒江駅」から徒歩15分/阪和自動車道「海南インターチェンジ」から車で10分
亀池公園

園内には多目的広場や亀池弁財天、移築された紀州徳川家の別邸・双青閣などがあり、遊歩道が整備されています。春には2千本の桜や2万本のチューリップが咲き誇り、花見の名所として知られます。
■所在地:和歌山県海南市阪井806
■電話番号:073-483-8461(海南市産業振興課)
■公式サイト:https://www.city.kainan.lg.jp/kanko/midokoro/kouenn/kameike.html
■交通アクセス:JR紀勢本線「海南駅」からオレンジバス(登山口行き)乗車10分、「亀池公園」バス停下車/阪和自動車道「海南東インターチェンジ」から車で10分

