兵庫県南部の播磨地方に位置する姫路市は、白漆喰塗りの優雅な外観から「白鷺城」の美称で知られる国宝・姫路城が見下ろす、活気にあふれた城下町です。奈良時代に播磨国府が置かれて以来の歴史と文化をもち、今でも政令指定都市の神戸市に次ぐ県内第2位の人口を擁する播磨圏の中心都市となっています。
姫路城

元弘3年(1333)、護良親王の命により挙兵した赤松則村(円心)が姫山に砦を築き、正平元年(1346)、その子・赤松貞範が本格的に築城して「姫山城」としてのがはじまりとされています。
天正8年(1580)、羽柴秀吉の中国攻めを受けて黒田孝高(官兵衛)がこの城を秀吉に献上し、翌年には大規模な改修により3層の天守閣をもち城下町が整備された壮大な「姫路城」へと生まれ変わりました。
慶長5年(1600)、関ヶ原の戦いの功績により池田輝政が城主になると、さらに大規模な改修が行われ、慶長14年(1609)に5重7階の連立式天守が完成、元和3年(1617)には池田氏に代わって城主となった本多忠政が三の丸や西の丸を造成し、現在の姿となりました。
■所在地:兵庫県姫路市本町68(姫路城管理事務所)
■電話番号:079-285-1146
■公式サイト:https://www.city.himeji.lg.jp/castle/index.html
■交通アクセス:JR山陽新幹線・山陽本線・神戸線・播但線・姫新線「姫路駅」から徒歩20分、又は神姫バス乗車3分、「姫路城大手門前」バス停下車/山陽自動車道「山陽姫路東インターチェンジ」から車で15分
射楯兵主神社

欽明天皇25年(564)に飾磨(しかま)郡伊和里水尾山に大己貴命(兵主神)を祀ったのがはじまりと伝えられ、時期は不明ながら飾磨郡因達里に祀られていた射楯神が後に合座され、平安時代の『延喜式』神名帳には既に「射楯兵主神社」とあります。
養和元年(1181)には播磨国内の大小明神174座の神々を合祀して「播磨国総社」となり、今でも「総社(そうしゃ)さん」として地元の人々に親しまれており、60年に一度斎行される「一ツ山大祭」、20年に一度斎行される「三ツ山大祭」が有名です。
■所在地:兵庫県姫路市総社本町190
■電話番号:079-224-1111
■公式サイト:https://www.sohsha.jp/
■交通アクセス:JR山陽新幹線・山陽本線・神戸線・播但線・姫新線「姫路駅」から徒歩15分、又は神姫バス乗車3分、「姫路郵便局前」バス停下車/山陽自動車道「山陽姫路東インターチェンジ」から車で15分
書写山円教寺

長保4年(1002)に花山法皇が行幸したほか、武蔵坊弁慶が修行したという伝説が残る、西国三十三所第27番札所であり、その規模と格式から「西の比叡山」とも称されています。
山上には巨大な「摩尼殿」のほか、「三之堂」と呼ばれる食堂・大講堂・常行三昧堂、性空上人を祀る「奥之院」があり、急峻な坂道や石段が続きます。
■所在地:兵庫県姫路市書写2968(寺務所)
■電話番号:079-266-3327
■公式サイト:http://www.sohsha.jp/
■交通アクセス:JR山陽新幹線・山陽本線・神戸線・播但線・姫新線「姫路駅」から神姫バス乗車30分、「書写山ロープウェイ」バス停下車、「書写駅」で乗り換えて「山上駅」まで書写山ロープウェイ4分/山陽自動車道「山陽姫路西インターチェンジ」から書写山ロープウェイ「書写駅」まで車で10分
亀山本徳寺

明応元年(1492)に蓮如上人が播磨国に弟子たちを派遣し、布教のための道場を開いたのが始まりとされ、永正12年(1515)には英賀城下に本格的な「英賀御堂」が建てられ、寺内町が形成されて西国の一大拠点となりました。
天正8年(1580)には羽柴秀吉の英賀攻めにともない現在地の亀山に移転し、江戸時代には「西国総録所」として380余りの寺院を統括していました。
本堂は明治時代に火災で焼失した後、京都の「西本願寺」から移築された江戸時代中期の建物で、兵庫県の指定文化財です。京都時代には新撰組が屯所として一時使用していたことがあり、堂内の柱の一部には刀傷が残っています。
■所在地:兵庫県姫路市亀山324
■電話番号:079-235-0242
■公式サイト:https://k-hontokuji.com/
■交通アクセス:JR山陽新幹線・山陽本線・神戸線・播但線・姫新線「姫路駅」から徒歩15分又は神姫バス乗車5分、「花影町」バス停下車、徒歩3分/播但連絡有料道路「姫路ジャンクション」から車で10分
船場本徳寺

本願寺が東西に分立する際、(亀山)本徳寺は姫路藩主・池田輝政の命により西本願寺に付くことになりましたが、池田氏に代わって本田忠政が藩主となると、藩主が東本願寺の教如上人と親しかったこともあり、一転して東本願寺末の本徳寺創建が認められました。
こうして元和4年(1618)、藩主から船場に100間四方の寺地を寄進されて「船場本徳寺」が創建され、享保3年(1718)に現在の本堂が再建されました。
境内には明治天皇が行幸の際に宿泊された「行在所 (あんざいしょ)」の建物や、第一次世界大戦時にドイツ兵捕虜が造ったという城の模型などが残されています。
■所在地:兵庫県姫路市地内町1-1
■電話番号:079-292-0580
■公式サイト:https://senbagobou.jp/
■交通アクセス:山陽電鉄本線「亀山駅」から徒歩3分/山陽自動車道「山陽姫路東インターチェンジ」から車で15分

