瀬戸内海に面し天神さまの鳥居前町として栄えた防府市の観光

防府市

2024年9月3日観光

山口県のほぼ中央に位置し、瀬戸内海に面する防府市は、古くから周防国府が置かれ、藩政時代には製塩業が盛んでした。戦後は塩田地帯は工業団地へと転換し、県下有数の工業都市として重きをなしています。市内には「日本三天神」の一つである防府天満宮をはじめとする観光スポットも多くみられます。

防府天満宮

防府天満宮
防府市の「防府天満宮」は、京都の北野天満宮、福岡の太宰府天満宮とともに「日本三天神」の一つであり、特にその成立年代から「日本最初の天神さま」として慕われています。

国重要文化財の『松崎天神縁起絵巻』などの貴重な文化財を保有し、現在の防府市の市街地も、もとはこの神社の鳥居前町として発展したものです。

御祭神の菅原道真公は学問の神として知られ、全国各地から学業成就の御利益を求めて多くの受験生が訪れるほか、初春の「梅まつり」は観光客に人気となっています。

防府天満宮
■所在地:山口県防府市松崎町14-1
■電話番号:0835-23-7700
■公式サイト:[こちらをクリック]
■交通アクセス:JR山陽本線「防府駅」から徒歩15分、又は防長バス(「阿弥陀寺」行き)乗車5分、「防府天満宮」バス停下車/山陽自動車道「防府西インターチェンジ」又は「防府東インターチェンジ」から車で10分
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周防国分寺

周防国分寺
「周防国分寺」は、奈良時代の天平13年(741)、聖武天皇の勅願により全国に建てられた国分寺の一つです。これら国分寺の多くでは、戦乱や災害などを理由に境内地を移転していますが、ここ「周防国分寺」に関しては、創建当時の境内地が保たれている点で珍しく、国史跡に指定されています。

「周防国分寺」の境内には仁王門や金堂、庫裏などの建物が残るほか、国重要文化財である藤原時代の日光・月光菩薩像などの貴重な仏像を保有しています。

周防国分寺
■所在地:山口県防府市国分寺町2-67
■電話番号:0835-22-0996
■公式サイト:[こちらをクリック]
■交通アクセス:JR山陽本線「防府駅」から徒歩20分、又は防長バス(「阿弥陀寺」行き)乗車5分、「国分寺」バス停下車/山陽自動車道「防府西インターチェンジ」又は「防府東インターチェンジ」から車で20分
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毛利氏庭園

毛利庭園
「毛利氏庭園」は、大正時代に旧長州藩主の毛利家が築いた本邸に附属する庭園で、国名勝に指定されています。南北に分かれたひょうたん型の池を中心とする池泉回遊式庭園となっており、色鮮やかな松の植栽や石組などからなる風景を邸内から見渡すことができます。

本邸の敷地はおよそ3千300平方メートルの広さがあり、江戸時代の御殿造りを基本とする近代和風建築です。内部は「毛利博物館」として、毛利家伝来の甲冑や武具、古文書、書画骨董などの貴重な品々を展示しています。

毛利氏庭園
■所在地:山口県防府市多々良1丁目15-1
■電話番号:0835-22-0001
■公式サイト:[こちらをクリック]
■交通アクセス:JR山陽本線「防府駅」から防長バス(「阿弥陀寺」行き)乗車10分、「毛利本邸入口」バス停下車/山陽自動車道「防府西インターチェンジ」又は「防府東インターチェンジ」から車で20分
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