(無料)鳥取自動車道の路線図、休憩施設、周辺観光
鳥取自動車道は、兵庫県佐用郡佐用町から鳥取県鳥取市へ至る、延長およそ62キロメートルの高速道路(高速自動車国道)で、全線にわたって無料です。すでに平成25年(2013)に暫定二車線道路として全線開通しています。
鳥取自動車道の休憩施設や路線図
鳥取自動車道には休憩施設としていくつかのパーキングエリアがあります。また、一般道から利用できるものの、高速道路のパーキングエリアやインターチェンジに隣接しており、実質的に高速道路と一体化している道の駅もあります。
これら鳥取自動車道に関連したパーキングエリア(PA)及び近接する道の駅は次のとおりです。
鳥取自動車道の路線図は次のとおりです。
鳥取自動車道の通行料金
鳥取自動車道は通行料金は原則として無料となっています。
ただし、上り線は佐用ジャンクションで中国自動車道と直接接続しているため、佐用平福インターチェンジで一般道に降りずにそのまま直進した場合、佐用本線料金所から先を走行した部分の料金は徴収されます。
出発IC | 経由 | 到着IC | 通行料金(普通車の通常料金) |
---|---|---|---|
佐用平福IC | 佐用JCT | (中国道)佐用IC | 250円 |
佐用平福IC | 佐用JCT・宍粟JCT | (中国道)山崎IC | 670円 |
佐用平福IC | 佐用JCT・宍粟JCT | (播磨道)播磨新宮IC | 870円* |
*播磨新宮ICはETC専用のため、普通車のETC料金を表示しています。
このため、鳥取自動車道の佐用平福インターチェンジ手前には、「佐用平福出口を過ぎると無料出口なし」「この先有料道路 TOLL ROAD AHEAD」という注意喚起のための標識が掲げられています。
鳥取自動車道沿線の観光スポット
鳥取城跡 「鳥取城跡」は、鳥取県鳥取市にある城跡で、国指定史跡となっています。戦国時代に久松山の上に建てられた山城が起源で、羽柴秀吉による凄惨な兵糧攻めの舞台となった城として有名です。江戸時代には池田氏が入封し、堂々たる梯郭式の平山城に改修されました。巻石垣と呼ばれる珍しい球体の石垣をもつ天球丸があります。最寄りの出入口は鳥取インターチェンジです。
若桜鬼ヶ城 「若桜鬼ヶ城」は、鳥取県八頭郡若桜町にある、鎌倉時代に建てられた山城の跡で、国指定史跡です。宿場町として知られる若桜宿を見下ろす鶴尾山の上にあり、代々にわたり矢部氏が城主を務めました。一国一城令により廃城となりましたが、現在でも当時の石垣を見ることができます。最寄りの出入口は河原インターチェンジです。
板井原伝統的建造物群保存地区 「板井原伝統的建造物群保存地区」は、鳥取県八頭郡智頭町の山間部にある、昔ながらの景観を残す集落です。茅葺き屋根の「藤原家住宅」をはじめとして、江戸時代には農業と炭焼き、明治以降は養蚕で生計を立てていた山村集落の原風景があります。最寄りの出入口は智頭インターチェンジです。
宮本武蔵生家跡 「宮本武蔵生家跡」は、岡山県美作市にある、剣豪・宮本武蔵が生まれ育ったとされる家跡です。宮本武蔵は二天一流の開祖であり、巌流島での佐々木小次郎との決闘や兵法書『五輪書』で知られます。近隣には「宮本武蔵生誕地記念碑」や「宮本武蔵の墓」、「武蔵神社」などもあります。最寄りの出入口は大原インターチェンジです。
平福の町並み 「平福の町並み」は、兵庫県佐用郡佐用町に残る、江戸時代の因幡街道の宿場町の風情をとどめる町並みです。平福はもともと池田氏によって利神城の城下町として開かれましたが、一国一城令によって利神城が廃城となって以降は、地の利を生かして因幡街道最大の宿場町へと成長し、今でも佐用川に沿って蔵造りの旧家が並んでいます。最寄りの出入口は佐用平福インターチェンジです。