東北自動車道の料金、休憩施設、路線図ほか
東北自動車道は、埼玉県川口市から青森県青森市までを結ぶ全長679.5キロメートルの高速道路です。わが国の高速道路のなかでも最長となっています。
東北自動車道とは
東北自動車道とは、埼玉県川口市にある川口ジャンクションから青森県青森市の青森インターチェンジまでを結ぶ、全長679.5キロメートルの高速道路です。我が国の高速道路としては最長となっており、東日本高速道路株式会社が管理しています。
この道路は東日本のほぼ中心を縦断するルートですが、奥羽山脈のある東北地方の一部では仙台寄りのルートを取ります。
途中で首都圏中央連絡自動車道、北関東自動車道、磐越自動車道、東北中央自動車道、山形自動車道、秋田自動車道、釜石自動車道、八戸自動車道、秋田自動車道、青森自動車道といった東西方向の高規格道路と接続しており、東日本の主要都市を結ぶ重要路線となっています。
東北自動車道のサービスエリア・パーキングエリア
東北自動車道には距離に応じてサービスエリアとパーキングエリアが開設されており、ドライバーが休憩や食事をとることができるようになっています。
東北自動車道のパーキングエリア・サービスエリア一覧
うち、蓮田SA、佐野SA、上河内SA、矢板北PA、那須高原SA、鏡石PA、福島松川PA、泉PA、三本木PA、長者原SA、矢巾PAはスマートインターチェンジを併設しており、サービスエリアまたはパーキングエリアから並行する国道4号などの一般道に出られるようになっています。
なお、鏡石パーキングエリア(PA)併設のスマートインターチェンジは、利用時間が6時から22時までに制限されています。
これらのサービスエリアやパーキングエリアには、駐車場、トイレ、売店、喫茶店、ガソリンスタンド、レストランなどの施設があるほか、ハイウェイ情報ターミナルの端末も設置されていて、積雪量や事故・渋滞箇所、チェーン規制などの交通情報がひと目でわかるようになっています。
東北自動車道の路線図
東北自動車道の路線図は、次に掲げるとおりです。
よりくわしい東北自動車道の路線図やパーキングエリア・サービスエリアの情報は、パーキングエリアやサービスエリアに備え付けの冊子に掲載されており、ドライバーに無料で配布されています。
また、この道路を管理している東日本高速道路株式会社で、次のようなドライバー向けのウェブサイトを製作しており、このなかにもスクロール可能な路線図が掲載されています。
東北自動車道の料金
東北自動車道の通行料金は走行した距離および車種に応じて料金が決まるのかげ原則です。
ただし、深夜割引や休日割引などの料金割引がありますので、条件に合致すれば通常料金よりも安くなることがあります。
出発 | 到着 | 通常料金 | 距離 |
---|---|---|---|
浦和ICから | |||
久喜ICまで | 840 円 | 20.7km | |
栃木ICまで | 2,160 円 | 67.9km | |
宇都宮ICまで | 2,980 円 | 98.2km | |
郡山ICまで | 5,250 円 | 211.6km | |
仙台南ICまで | 7,340 円 | 322km | |
花巻ICまで | 10,200 円 | 476.5km | |
盛岡ICまで | 10,800 円 | 507.3km | |
青森ICまで | 14,000 円 | 674.7km |
東北自動車道沿線の観光スポット
三内丸山遺跡 三内丸山遺跡は青森県青森市にある縄文時代の大規模集落跡です。直径1メートル以上の巨木を用いた掘立柱建物はじめ貴重な発見があり、国特別史跡に指定され、ユネスコ世界遺産にもなっています。最寄りの出入口は青森インターチェンジです。
盛岡城址公園 盛岡城址公園は岩手県盛岡市にある平城で、盛岡藩南部氏の居城です。歌人の石川啄木が「不来方のお城」と詠んだ場所にあたり、巨大な石垣や水濠が残ります。最寄りの出入口は盛岡インターチェンジです。
中尊寺金色堂 中尊寺金色堂は岩手県西磐井郡平泉町にある平安時代の仏堂です。中尊寺の境内にあり、金箔に覆われていることから「金色堂」と呼ばれます。藤原三代のミイラを安置していることでも有名です。最寄りの出入口は平泉前沢インターチェンジです。
青葉城跡 青葉城跡は宮城県仙台市にある平山城跡で、仙台藩主・伊達政宗が築城しました。現在は青葉山公園となり、伊達政宗の騎馬像や博物館があります。最寄りの出入口は仙台宮城インターチェンジです。
那須湯本温泉 那須湯本温泉は栃木県那須郡那須町にある温泉です。舒明天皇の時代に開湯したと伝わる古い歴史をもつ硫黄泉で、湯治客が多く訪れます。付近には九尾の狐を封じたという殺生石や、開湯伝説にゆかりの那須温泉神社があります。最寄りの出入口は那須インターチェンジです。