日本海と鳥海山に囲まれた絶景の地・遊佐町の観光スポット

遊佐町

観光

山形県の最北端、秋田県と境界を接する遊佐町は、西は雄大な日本海に面し、東には東北第2の標高を誇る霊山・鳥海山がそびえる、大自然の魅力あふれるまちです。海と山の絶景をどちらも満喫することができ、全国から観光目的で訪れる人々も少なくありません。

鳥海山大物忌神社

鳥海山大物忌神社

「鳥海山大物忌神社」は、東北第2位の標高2,236メートルを誇る鳥海山、通称「出羽富士」を神体山として頂き、大物忌大神を祀る神社です。

欽明天皇の時代に創祀されたと伝えられており、鳥海山が噴火を起こすことから朝廷の畏怖を集め、『続日本後紀』ほか六国史には神をなだめるための神階授与の記事がしばしば登場します。平安時代に編纂された『延喜式神名帳』では霊験にすぐれた「名神大社」とされているほか、出羽国の一宮にもなっています。

「鳥海山大物忌神社」は、神体山である鳥海山頂に本社が鎮座するほか、山麓には里宮として吹浦・蕨岡2か所の「口の宮」があります。山頂には参籠所の名目で山小屋が設けられており、神社で宿泊の予約を受け付けています。

鳥海山大物忌神社
■所在地:山形県飽海郡遊佐町大字吹浦字布倉1(吹浦口の宮)
■電話番号:0234-77-2301
■公式サイト:(非SSL)http://www9.plala.or.jp/thoukai/index.html
■交通アクセス:JR羽越本線「吹浦駅」から徒歩5分/日本海東北自動車道「遊佐鳥海インターチェンジ」から車で5分
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十六羅漢岩

十六羅漢岩

「十六羅漢岩」は、日本海に面した岩礁に刻まれた磨崖仏群です。16体の羅漢像に加えて、釈迦牟尼仏・文殊菩薩・普賢菩薩・観世音菩薩・舎利弗・目蓮のそれぞれの像を合わせて22体となっています。

吹浦にある曹洞宗海禅寺の寛海和尚が、海難のため亡くなった人々の供養と海上安全を目的として、元治元年(1864)に発願し、5年の歳月をかけて明治元年(1868)に完成させたものです。

水産庁が選定した「未来に残したい漁業漁村の歴史文化財産百選」のひとつに選定されています。

十六羅漢岩
■所在地:山形県飽海郡遊佐町吹浦西楯地先
■電話番号:0234-72-5666(遊佐鳥海観光協会)
■公式サイト:[こちらをクリック]
■交通アクセス:JR羽越本線「吹浦駅」から徒歩15分/日本海東北自動車道「遊佐鳥海インターチェンジ」から車で5分
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出羽二見

出羽二見

「出羽二見」は、「十六羅漢岩」の南200メートルの吹浦海岸に位置する大小2つからなる夫婦岩です。地元の漁師たちが海上安全を願い、岩の間に注連縄を張ったことから、伊勢市の二見浦になぞらえて「出羽二見」と呼んでいます。

毎年5月と8月には、夫婦岩のちょうど中間に夕日が落ちる光景が見られることから、絶好の撮影スポットとして多くのカメラマンが訪れます。

また、「出羽二見」を見下ろす国道345号沿いの展望台には、松尾芭蕉が『おくのほそ道』の旅の途中で詠んだ「あつみ山や 吹浦かけて 夕すヾみ」の句を刻んだ石碑があり、昭和15年(1940)に建てられたものです。

出羽二見
■所在地:山形県飽海郡遊佐町吹浦西楯地先
■電話番号:0234-72-5666(遊佐鳥海観光協会)
■公式サイト:[こちらをクリック]
■交通アクセス:JR羽越本線「吹浦駅」から徒歩15分/日本海東北自動車道「遊佐鳥海インターチェンジ」から車で5分
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旧青山本邸

旧青山本邸

「旧青山本邸」は、遊佐町出身の漁業家・青山留吉が明治時代に故郷に建てた豪邸です。

青山留吉は江戸幕末の安政6年(1859)に北海道に出稼ぎに渡り、やがて独立してニシン漁で成功し、「北海の漁業王」と呼ばれるまでになりました。明治20年(1887)、故郷に邸宅を建てることを思い立ち、3年を歳月をかけて明治23年(1890)に完成させたものが、この「旧青山本邸」に当たります。ちなみに、北海道小樽市には「旧青山別邸」があり、人気漫画『ゴールデンカムイ』にも登場しました。

「旧青山本邸」の主屋は間口12間、奥行7間の壮大なもので、明治時代の和風住宅建築として貴重であることから、国の重要文化財に指定されています。

旧青山本邸
■所在地:山形県飽海郡遊佐町比子字青塚155
■電話番号:0234-75-3145
■公式サイト:[こちらをクリック]
■交通アクセス:日本海東北自動車道「遊佐比子インターチェンジ」から車で2分
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Travelogues
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