換気扇を取り外して油汚れを落とすには

換気扇 別荘生活
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キッチンのなかでも清掃するのにやっかいなのが換気扇です。
通常、キッチンの換気扇は壁面の高い場所に固定されていて、容易に取り外すことができないようになっています。
しかし、もともと料理に含まれている水分や油脂などが付着して汚れやすいことを考慮して、各メーカーでもいざというときには取り外しが可能な設計がされているものです。

ここでは、換気扇をできるだけ簡単に清掃するための手順や方法をご紹介します。

まずは電源を切ること

電源を切る

換気扇は電気でモーターを回転させて風を室外に送る装置であり、まぎれもない電化製品の一種です。
そのため、不用意に扱うと感電してしまうおそれがあります。

換気扇を清掃するにあたって、まず大切なこととして、電源を切ることが挙げられます。
感電を防ぐほかにも、清掃中に不意に作動してけがを防ぐ意味でもきわめて重要なプロセスです。

単に電源をOFFの状態にするだけではなく、コンセントから前もってプラグを抜いておきましょう。

換気扇のカバーを外す

ボタンを押す

製品にもよりますが、換気扇の下部をよく見てみると、ボタンのようなものが付いていて、押すと簡単にカバーがはずれるようになっています。
このボタンを手がかりにカバーを全体的に外してゆきます。

換気扇の下部には液状の油脂が溜まっていることも多く、取り外しの際に注意しないと、油脂が垂れてキッチンを汚してしまうことがあります。

カバーを外す

換気扇の下部だけではなく、上部のカバーもどんどん取り外してゆきます。

通常、最上部では鉤爪などでカバーを引っ掛けて固定していますので、力を入れすぎて爪をこわさないように注意することが重要です。

なかなか取れない場合には、上下にカバーを少し揺らしてみるなどして、爪の部分が自然に外れるように工夫します。

換気扇の羽根を外す

換気扇の中心部には羽根がありますが、この羽根もカバーのない状態であれば、容易に取り外すことが可能です。

羽根のどこかにボタンが付いているケースが多く、このボタンを押しながら手前に引っ張れば、金属でできた軸の部分からプラスチックの羽根だけが外れるつくりになっています。

なお、羽根の内部、中心に近い部分は軸受けをするため空洞となっており、油脂などの汚れが溜まっていることがあります。
たとえば、重曹をぬるま湯に溶かし、その中に羽根をはじめとするプラスチックの部品を1時間くらい漬け置き洗いをするのも効果的です。

あとは部品を洗浄して組み立て

換気扇の内部

換気扇のカバーや羽根を取り外すと、キッチンの壁の開口部に設けられた金属の外枠やモーターの軸などが現れた状態になります。

もしもモーターの不調などがあれば、この際ですから近くのホームセンターなどで新たな部品を購入して、古い部品と交換しておくこともできます。
特に交換の必要がない場合でも、目立った汚れやサビなどがあれば、油汚れ専用の中性洗剤などでよく拭いておきましょう。

また、プラスチック製のカバーや羽根などは、同様に洗剤で汚れを洗い落とします。
場合によってはブラシやスポンジを使うなどして、しつこい汚れを落とします。
なかなか落ちない部分は市販の歯磨き粉を歯ブラシに付けてこすると、意外としっかりと落ちることがありますが、研磨剤入りですので力加減に注意してなるべく傷をつけないようにすることがコツとなります。

水分を切ってよく乾かしたこれらのパーツは、もとの順序とは逆に組み立てれば、換気扇の清掃は完了です。

換気扇の電源を入れて動作を確認し、もしも動作しないようであれば、どこかパーツの組み立て方がおかしいことが考えられますので、めんどうでも最初からやり直してみるのがよいでしょう。