中国山地の中心にある自然豊かなまち・真庭市の観光スポット

真庭市 観光旅行
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岡山県の北部にあり、中国山地のほぼ中央に位置する真庭市は、県内でも最大の面積をもつまちとして知られます。酪農が盛んで冬場のスキーも楽しめる蒜山(ひるぜん)高原、歴史あるまちなみの勝山、かつて代官所が置かれ宿場町としても栄えた久世など、さまざまな顔を持つ自治体です。

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旦荒神の藤

旦荒神の藤

「旦荒神(だんこうじん)の藤」は、真庭市鹿田にある藤の木で、高さがおよそ25メートルほどのカヤの木に巻きついて成長しているため、毎年4月末ごろになると滝のように咲く見事な藤の花を見ることができます。

この藤の木から500メートルほど北側には「道の駅醍醐の里」があり、産地直売施設やレストランさくらを併設しています。道の駅の駅舎には、各種パンフレットや案内地図などがありますので、ドライブの際の休憩や観光の拠点として使えます。

旦荒神(だんこうじん)の藤
■所在地:岡山県真庭市鹿田210‎
■電話番号:0867-45-7111(一般社団法人真庭観光局)
■公式サイト:
■交通アクセス:JR姫新線「美作落合駅」からまにわくん(北房・久世ルート)乗車15分、「鹿田」バス停下車、徒歩5分/中国自動車道「落合インターチェンジ」から車で10分

勝山町並み保存地区

勝山町並み保存地区

「勝山町並み保存地区」は、かつての勝山藩の城下町であり、また出雲街道の宿場町としても栄えた歴史をもっています。格子窓のある商家建築やなまこ壁の土蔵などの伝統的な建造物群が建ち並んでおり、昭和60年(1985)に「町並み保存地区」に指定されています。それぞれの建築物には個性豊かなのれんがかけられており、「のれんの町並み」としても有名です。

この勝山地区では、3月に「勝山のお雛まつり」が開かれるほか、10月には高田神社の秋祭り「勝山祭り」があり、「喧嘩だんじり」と称される勇壮な山車の姿を見ることができます。

勝山町並み保存地区
■所在地:岡山県真庭市勝山
■電話番号:0867-44-2607(真庭市勝山地域振興課)
■公式サイト:
■交通アクセス:JR姫新線「中国勝山駅」から徒歩5分/米子自動車道「久世インターチェンジ」から車で15分

旧遷喬尋常小学校

旧遷喬尋常小学校

「旧遷喬尋常小学校」は、明治40年(1907)に竣工した擬洋風建築で、職員室などがある中央棟の左右に教室が並ぶ完全なシンメトリーのデザインが特徴です。小学校が移転して役目を終えた平成2年(1990)以降は、一般にも公開されています。

この建築物は、国指定重要文化財となっており、白亜の外壁が印象的なことから、過去に『ALWAYS 三丁目の夕日』や『火垂るの墓』などの映画のロケ地としても使われました。

旧遷喬尋常小学校
■所在地:岡山県真庭市鍋屋17-1
■電話番号:0867-42-7000(真庭エスパス文化振興財団)
■公式サイト:
■交通アクセス:JR姫新線「久世駅」から徒歩10分/米子自動車道「久世インターチェンジ」から車で5分

蒜山高原

蒜山高原

「蒜山(ひるぜん)高原」は、岡山県北部にある標高約500メートルほどの高原地帯で、上蒜山・中蒜山・下蒜山のいわゆる「蒜山三座」の麓に雄大な自然が広がっています。冷涼な気候でジャージー牛の放牧が盛んであり、チーズやヨーグルト、ソフトクリームなどのミルクを原料としたスイーツが人気です。

岡山県内でも屈指のリゾート地であり、夏はキャンプやサイクリング、登山など、冬はスキーその他のウインタースポーツが楽しめます。蒜山高原には都会の喧騒を逃れる別荘なども多く見られます。

蒜山高原
■所在地:岡山県真庭市蒜山
■電話番号:0867-66-3220(蒜山観光協会)
■公式サイト:
■交通アクセス:JR姫新線「中国勝山駅」からまにわくん(蒜山・久世ルート)乗車75分、「蒜山高原(休暇村前)」バス停下車/米子自動車道「蒜山インターチェンジ」で降りる

山中一揆義民之碑

山中一揆義民之碑

「山中一揆義民之碑」は、江戸時代に岡山県北部の山中(さんちゅう)地方で起きた百姓一揆「山中一揆」の犠牲者を悼む石碑です。この場所は「義民の丘」と呼ばれ、一揆の指導者である牧の徳右衞門らが捕縛された、かつての「柿ノ木坂」に当たります。この一揆における百姓側の犠牲者は51人に及びます。

付近にある「湯原温泉スポーツ公園」は野球場、グラウンドゴルフ場、ゲートボール場、クライミング施設を備え、地域におけるスポーツの拠点となっています。

山中一揆義民之碑
■所在地:岡山県真庭市禾津
■電話番号:0867-62-2011(真庭市湯原地域振興課)
■公式サイト:
■交通アクセス:JR姫新線「久世駅」からまにわくん(蒜山・久世ルート)乗車35分、「禾津」バス停下車、徒歩5分/米子自動車道「湯原インターチェンジ」から車で3分

篠ヶ乢(しのがたわ)の二本杉

篠ヶ乢の二本杉

「篠ヶ乢の二本杉」は、岡山県道55号湯原美甘線の篠ヶ乢にある杉の巨木です。乢(たわ)は西日本で峠のことを意味します。樹高16.5メートル、樹齢250年と推定されるこの二本杉は、地元真庭市の天然記念物に指定されています。

かつては徒歩で移動する人びとがひとときを憩う茶店も出ていたというこの峠ですが、現在は出雲街道の宿場町であった美甘地区から温泉が湧き出る湯原地区までを横に結ぶ自動車の移動ルート年としての利用がもっぱらです。わずかに杉の木の根元に祀られた六地蔵が往時のよすがとなっています。

篠ヶ乢の二本杉
■所在地:岡山県真庭市黒田
■電話番号:0867-42-1094(真庭市教育委員会生涯学習課)
■公式サイト:
■交通アクセス:JR姫新線「中国勝山駅」からまにわくん(新庄・久世ルート)乗車30分、「美甘振興局前」バス停下車、徒歩30分/米子自動車道「湯原インターチェンジ」から車で15分

重願寺

重願寺

「重願寺」は、真庭市久世にある浄土宗の寺院で、阿弥陀仏を本尊とします。慶長19年(1614)に創建され、元和4年(1618)に京都知恩院の直末となっています。

この寺院に隣接して、江戸時代には幕府代官が執務をした久世陣屋がありました。久世代官としては在任中に農村復興や教育振興に努めた早川八郎左衛門正紀がよく知られており、境内墓地に夫人の墓が残ります。

また、重願寺の山門である薬医門は、この久世陣屋の建物を移築したもので、真庭市重要文化財の指定を受けています。なお、本堂は令和5年(2023)の火事により全焼し、その後に再建された新しいものです。

重願寺
■所在地:岡山県真庭市久世2410
■電話番号:0867-42-0830
■公式サイト:
■交通アクセス:JR姫新線「久世駅」から徒歩3分/米子自動車道「久世インターチェンジ」から車で5分
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