三重県亀山市は、旧東海道の難所として知られた鈴鹿峠の麓にある宿場町として、また伊勢亀山藩6万石の城下町として栄えたところです。今でも古くからの寺院や城跡などがみられるほか、東名阪自動車道や伊勢自動車道などの主要交通の結節点として大きな役割を果たしています。
亀山城跡
寛永9年(1632)、一国一城令に伴い幕府から丹波亀山城の天守破却を命じられた堀尾忠晴は、誤ってこの伊勢亀山城の天守を取り壊してしまいましたが、代わりに建てられたのが「多門櫓」で、三重県史跡に指定されています。
■所在地:三重県亀山市本丸町
■電話番号:0595-96-1218(亀山市市民文化部文化課まちなみ文化財グループ)
■公式サイト:[こちらをクリック]
■交通アクセス:東名阪自動車道・名阪国道「亀山インターチェンジ」から車で5分/JR関西本線・紀勢本線「亀山駅」からさわやか号(Bライン)乗車3分、「市役所前」バス停下車
亀山神社
神社境内には亀山市指定文化財の「宝篋印塔基礎部」があります。今の亀山西小学校の運動場拡張工事の際、取り壊された本丸石垣のなかから発掘されたもので、この地に「善導寺」という寺院があった時代の名残とみられています。「宝篋印塔基礎部」の高さは53.1センチメートル、幅・奥行は77センチメートルであり、「正慶元壬申年七月十日」、西暦1332年の紀年銘があります。
■所在地:三重県亀山市本丸町572
■電話番号:0595-82-1779
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■交通アクセス:東名阪自動車道・名阪国道「亀山インターチェンジ」から車で5分/JR関西本線・紀勢本線「亀山駅」からさわやか号(Bライン)乗車3分、「市役所前」バス停下車
明治天皇行在所(あんざいしょ)
この建物は、玉座として使われた八畳間などの遺構の一部であり、昭和14年(1939)に三重県の史跡に指定されました。
■所在地:三重県亀山市本丸町574
■電話番号:0595-96-1218(亀山市市民文化部文化課まちなみ文化財グループ)
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■交通アクセス:東名阪自動車道・名阪国道「亀山インターチェンジ」から車で5分/JR関西本線・紀勢本線「亀山駅」からさわやか号(Bライン)乗車3分、「市役所前」バス停下車
本久寺
この寺院にある「茶室半鐘」は、江戸時代の絵師・英一蝶(はなぶさいっちょう)が下絵を描いたもので、四面にわたって山水図が陽刻された、高さ60センチメートルほどの銅鐘です。英一蝶はもともと伊勢亀山藩の侍医・多賀伯庵の子として生まれましたが、藩主・石川昌勝(憲之)に絵の才能を見出されたことから、その恩義に報いるため、昌勝の嗣子・石川義孝に茶室用の半鐘として贈られたといいます。義孝の没後に本久寺に下付され、現在では亀山市の指定文化財となっています。
■所在地:三重県亀山市御幸町302
■電話番号:0595-82-0182
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■交通アクセス:東名阪自動車道・名阪国道「亀山インターチェンジ」から車で10分/JR関西本線・紀勢本線「亀山駅」から徒歩5分
関宿
地区内には江戸時代の町家を保存・展示している「関まちなみ資料館」、大名が参勤交代の際に宿泊した本陣の跡や、日本最古の地蔵菩薩を本尊とする「関地蔵院」などがあり、およそ1.8キロメートルにわたって伝統的な町家が連なる街道を散策することができます。
■所在地:三重県亀山市関町中町・関町新所
■電話番号:0595-84-5074(亀山市産業環境部商工観光課観光・地域ブランドグループ)
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■交通アクセス:名阪国道「関インターチェンジ」から車で5分/JR関西本線「関駅」から徒歩10分
関地蔵院
境内にある「愛染堂」は室町時代に建立されたもので、江戸時代に建立された「本堂」「鐘楼」とあわせて国の重要文化財に指定されています。
■所在地:三重県亀山市関町新所1173-2
■電話番号:0595-96-0018
■公式サイト:http://www.seki-jizoin.or.jp/index.php【非SSL】
■交通アクセス:名阪国道「関インターチェンジ」から車で5分/JR関西本線「関駅」から徒歩10分
関観音院
「関宿」の町並みのなかで街道筋に面する寺院はこの「関観音院」と「関地蔵院」だけであり、境内には方三間の本堂と御旅町公民館が建ち、本堂前はベンチやブランコがあるちょっとした広場になっています。