遠州灘に面しスポーツのまちとして知られる磐田市の観光スポット
静岡県西部に位置し、遠州灘に面した磐田市は、市名を冠したジュビロ磐田に代表されるように、現在はスポーツのまちとしてよく知られていますが、磐田市の魅力はそれだけではありません。奈良時代に遠江国府が置かれ、江戸時代には東海道五十三次の見付宿が栄えたことから、市内にはさまざまな名所旧跡が残されており、観光で訪れるのにも最適です。
旧見付学校
当初は2階建ての教室部分に2層の楼を載せた4階建てでしたが、後に2階天井裏を改装して3階としたため、あわせて5階建ての現在の姿となりました。現存する日本最古の木造擬洋風小学校校舎として貴重なものであり、隣接する磐田文庫とあわせ、国の史跡に指定されています。
■所在地:静岡県磐田市見付2452
■電話番号:0538-32-4511
■公式サイト:[こちらをクリック]
■交通アクセス:東名高速道路「磐田インターチェンジ」から車で10分/JR磐田駅(北口)から遠鉄バス(磐田市立病院又は遠州森行き)乗車10分、「旧見付学校」バス停下車
淡海國玉神社
「淡海國玉神社」の本殿は江戸時代の明暦3年(1656)ごろに造営されたもので、静岡県の指定文化財となっています。また、下帯姿の男たちが社殿を乱舞し、すべての灯火を消した暗闇の中を神輿が渡御する、毎年旧暦8月に行われる珍しいお祭り「見付天神裸祭」は、国の重要無形民俗文化財に指定されています。
■所在地:静岡県磐田市見付2452-2
■電話番号:0538-32-5298
■公式サイト:[こちらをクリック]
■交通アクセス:東名高速道路「磐田インターチェンジ」から車で10分/JR磐田駅(北口)から遠鉄バス(磐田市立病院又は遠州森行き)乗車10分、「旧見付学校」バス停下車
遠江国分寺跡
現在は「遠江国分寺跡整備基本計画」にもとづき、遺構全体を公園として整備し、散策ルートを設けてさらに見やすく、親しみやすくするための工事が実施されています。
■所在地:静岡県磐田市中泉3365
■電話番号:0538-32-9699(埋蔵文化財センター)
■公式サイト:[こちらをクリック]
■交通アクセス:東名高速道路「磐田インターチェンジ」から車で10分/JR磐田駅(北口)から遠鉄バス(磐田市立病院行き)乗車3分、「南高校前」バス停下車、徒歩1分
見付天神
「見付天神」の鳥居の脇にある犬の銅像は、霊犬とされる「悉平太郎(しっぺいたろう)」です。伝説によれば、かつて見付天神の祭りの日には若い娘を生け贄として捧げる風習がありました。そこで、旅の僧侶の入れ知恵で、信濃国(長野県)の光前寺で飼われている「悉平太郎」という犬を借り受けてきたところ、犬が生け贄を取っていた化け物を退治してくれたので、以後このような風習はなくなったということです。
■所在地:静岡県磐田市見付1114-2
■電話番号:0538-32-5298
■公式サイト:[こちらをクリック]
■交通アクセス:東名高速道路「磐田インターチェンジ」から車で5分/JR磐田駅(北口)から遠鉄バス(磐田営業所行き)乗車10分、「見付」バス停下車、徒歩5分
府八幡宮
わる古社です。楼門は江戸時代、寛永12年(1635年)に造営された建物で静岡県指定有形文化財となっています。以来、歴代の国司に尊崇され、中世に入っても足利氏や今川氏、徳川氏などの武家から重きを置かれていました。
寛永12年(1635)には衣冠束帯姿の随身像を左右に配したこけら葺きの楼門が造営され、現在は静岡県指定有形文化財となっています。
■所在地:静岡県磐田市中泉112-1
■電話番号:0538-32-4762
■公式サイト:[こちらをクリック]
■交通アクセス:東名高速道路「磐田インターチェンジ」から車で10分/JR磐田駅(北口)から遠鉄バス(磐田市立病院行き)乗車3分、「南高校前」バス停下車、徒歩1分
慈恩寺
室町時代の応永26年(1419)の銘をもつ「雲板」があり、磐田市指定有形文化財となっています。これは修行僧らに食事の時間を知らせるための打鳴具で、表面は平らで雲のようなかたちをした銅製のものです。
■所在地:静岡県磐田市見付2431-1
■電話番号:0538-32-3098
■公式サイト:[こちらをクリック]
■交通アクセス:東名高速道路「磐田インターチェンジ」から車で10分/JR磐田駅(北口)から遠鉄バス(磐田市立病院又は遠州森行き)乗車10分、「旧見付学校」バス停下車、徒歩3分