松江自動車道の路線図や料金、サービスエリアなど
松江自動車道は、広島県三次市から島根県松江市までを結ぶ全長約70キロメートルの高速道路です。
この道路には有料区間と無料区間とがあり、これは需要が少ない中国地方の山間部を通過する地域を「新直轄方式」という手法で建設したことによります。この地域については有料にしたとしても採算割れが容易に見込まれるため、国と地方がそれぞれ費用を負担して建設したためです。このように採算性に乏しいとはいっても、高次医療機関への救急搬送や災害時の避難路確保などの観点から重要性が高いため、特に公費負担とされています。
また、宍道ジャンクションから雲南市の三刀屋木次インターチェンジまでの区間は有料です。
松江自動車道の路線図
松江自動車道の路線図は、次に掲げるとおりです。
市販の道路マップのほか、西日本高速道路のホームページからも無料で閲覧できます。ほかにも高速道路のサービスエリアやパーキングエリアで無料配布している冊子に路線図が綴じ込まれていますので、現地でマップが必要になったときには、こうした無料のサービスを利用するとよいでしょう。
西日本高速道路のホームページでは、出発と到着のインターチェンジの名称や出発時刻、車種を選択して検索すると、通行料金や距離、所要時間が瞬時に表示されるシステムがあります。
ホームページ上には最新の道路交通情報も随時掲載されていますが、サービスエリアやパーキングエリアにあるハイウェイ情報ターミナルや道路情報モニターでも、リアルタイムで規制や渋滞などの交通情報が得られます。
松江自動車道のパーキングエリア
松江自動車道には、加茂岩倉パーキングエリアがありますが、他にはパーキングエリアはありません。このパーキングエリアにはバリアフリートイレ、売店、レストラン、情報コーナーなどの設備があり、休憩が可能です。
松江自動車道にはパーキングエリアに代えて、インターチェンジに直結する道の駅がいくつか存在します。高野インターチェンジは「道の駅たかの」に、雲南吉田インターチェンジは「道の駅たたらば壱番地」に隣接しています。
加茂岩倉遺跡
加茂岩倉パーキングエリアにマイカーを置いたまま、高速道路外の国指定史跡「加茂岩倉遺跡公園」を散策することができます。加茂岩倉遺跡からは国宝に指定されたものを含め、全国最多の39個もの銅鐸が一度に発掘されており、現地にガイダンス施設も開設されています。全国最多358本の銅剣が出土した付近の荒神谷遺跡とともに、古代の青銅器の大量出土事例として有名です。
松江自動車道の通行料金
松江自動車道のうち三次東JCTから三刀屋木次ICまでは無料区間です。宍道JCTからは山陰自動車道に直接接続します。
以下は普通車で通行する場合の割引なしの普通料金です。
出発IC | 到着IC | 通行料金 |
---|---|---|
三刀屋木次 | 雲南加茂スマート | 290円 |
宍道(山陰道) | 500円 | |
斐川(山陰道) | 580円 | |
出雲(山陰道) | 940円 | |
松江玉造(山陰道) | 880円 |