紀勢自動車道の料金・無料区間・路線図・パーキングエリア・開通予定

2023年4月23日高速道路

紀勢自動車道とは、和歌山県と三重県を連絡する、供用済み延長94.6キロメートルの高速道路です。目下、すさみ南インターチェンジと尾鷲北インターチェンジの間が未供用となっています。

紀勢自動車道のあらまし

紀勢自動車道とは、伊勢自動車道に接続する三重県多気町の勢和多気ジャンクションから阪和自動車道に接続する和歌山県田辺市の南紀田辺インターチェンジまでを結ぶ、供用済み区間の延長が94.6キロメートルの高速道路です。ただし、途中のすさみ南インターチェンジと尾鷲北インターチェンジの間は未供用となっており、完成が待たれています。

紀勢自動車道の料金

紀勢自動車道には有料区間と無料区間があり、主要インターチェンジ間の通行料金は次表のとおりです。
有料区間は勢和多気ICから紀伊長島ICまで無料区間は紀伊長島ICから尾鷲北ICまで、及び南紀田辺ICからすさみ南ICまでです。

出発 到着 通行料金
勢和多気IC 大宮大台IC 530円
紀勢大内山IC 810円
紀伊長島IC 1,090円
紀伊長島IC 尾鷲北IC 無料
南紀田辺IC すさみ南IC 無料

なお、ETCで走行する場合には、平日朝夕割引のようなETC限定の各種割引制度がありますので、走行した区間が対象路線などの条件に該当していれば、通常料金からの大幅な割引が受けられます。

紀勢自動車道に無料区間がある理由は、高速道路の建設や維持管理を高速道路会社ではなく国と地方自治体が費用を負担して行う「新直轄方式」を採用しているためです。

紀勢自動車道のパーキングエリアと路線図

紀勢自動車道のサービスエリア(SA)・パーキングエリア(PA)の一覧は次のとおりです。

奥伊勢PA、紀北PA

紀勢自動車道の路線図やパーキングエリアの情報は、高速道路会社の公式ホームページにパソコン・スマートフォンでアクセスして調べることができます。

これらのパーキングエリアのハイウェイ情報ターミナル端末からは、リアルタイムで渋滞・交通事故・通行止めなどの道路情報が配信されています。

紀勢自動車道の路線図は、概略次のとおりです。

紀勢自動車道の開通予定

紀勢自動車道は、2015年(平成27年)に南紀田辺インターチェンジからすさみ南インターチェンジまでの区間が新たに開通しました。
現在のところ「紀勢自動車道」の名称は冠していませんが、国道42号の自動車専用道路として次のようなものがあります。

 熊野尾鷲道路(尾鷲北IC~熊野大泊IC)2021年開通
 那智勝浦新宮道路(那智勝浦町市屋~新宮市三輪崎)2015年開通
 すさみ串本道路(すさみ南IC~仮称串本IC)2025年春開業予定
 新宮紀宝道路(新宮北IC – 紀宝IC)2024年12月7日(土)15時開業

紀勢自動車道沿線の観光スポット

VISON VISON(ヴィソン)は、三重県多気郡多気町にオープンした日本最大級の商業リゾート施設です。119ヘクタールの広大な敷地の中に、ホテルやレストラン、マルシェ、農園などがあります。勢和多気インターチェンジと直結しています。

瀧原宮 瀧原宮は、三重県度会郡大紀町にある伊勢神宮内宮の別宮で、古くから「遙宮(とおのみや)」として崇敬されてきました。参道に沿って川が流れ、樹齢数百年の杉木立の中に宮があります。最寄りの出入口は大宮大台インターチェンジです。

ツヅラト峠 ツヅラト峠は、かつての熊野古道で、紀伊国と伊勢国の境界にある峠です。ツヅラトとは九十九折のことで、古道の石畳や石垣が残っています。最寄りの出入口は紀伊長島インターチェンジですが、峠までは徒歩となります。

三重県立熊野古道センター 三重県立熊野古道センターは、三重県尾鷲市にあるビジターセンターです。世界遺産に登録された熊野古道や、周辺の地理・歴史について展示やイベントを通じて学ぶことができます。最寄りの出入口は尾鷲北インターチェンジです。

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