京奈和自動車道の通行料金(無料区間あり)、路線図、PAおよび周辺観光

2024年4月17日高速道路

京奈和自動車道、京都府京都市から奈良県を経て和歌山県和歌山市に至る延長約120キロメートルの高規格幹線道路で、一般国道24号に指定されています。現在も事業中や調査中の箇所がありますが、全線開通すれば和歌山市から京都市まで270分かかっていた道のりが100分にまで劇的に短縮されることから期待が高まっています。

京奈和自動車道の休憩施設や路線図

京奈和自動車道のパーキングエリア(PA)は次のとおりです。

御所南PA(御所の郷)、かつらぎ西PA(道の駅かつらぎ西)

ともにインターチェンジ併設型となっており、PAを経由して一般道に降りることができるようになっています。

京奈和自動車道の路線図は次のとおりです。

京奈和自動車道の通行料金

京奈和自動車道では城陽ICから木津ICまでの区間が有料ですが、その他は無料区間となっています。
ただし、京奈和自動車道は和歌山ジャンクションで阪和自動車道に接続し、一般道に降りられないため、ジャンクション直前の京奈和自動車道そのものは無料区間であっても、ジャンクション通過後の阪和自動車道の料金が徴収される区間があります。

これらをあわせて有料区間の具体的な通行料金(普通車・非ETCの場合)は次のとおりとなります。

出発 到着 料金
城陽IC 田辺北IC 100円
城陽IC 田辺西IC 210円
城陽IC 精華下狛IC 420円
城陽IC 精華学研IC 630円
城陽IC 山田川IC 630円
城陽IC 木津IC 730円
郡山南IC 橿原北IC 無料
橿原高田IC 岩出根来IC 無料
岩出根来IC (阪和道)和歌山北IC 290円

京奈和自動車道のETC専用料金所

京奈和自動車道の精華学研インターチェンジ(奈良方面への入口、奈良方面からの出口)の料金所は、ETC専用料金所として運用されています。

このため、原則的にはETC車載器を搭載していない車両はインターチェンジを利用できないことになりますが、ETCが使えない状態で誤ってETC専用料金所を利用した場合に備えて、「サポートレーン」が併設されており、係員の無線による指示で料金精算機を使って料金の収受を行うことになります。

京奈和自動車道沿線の観光スポット

一休寺 一休寺は京都府京田辺市にある臨済宗の寺院です。一休宗純が中興した寺院で、ここで亡くなるまでの間、盲目の女性・森侍者と暮らしました。国名勝の枯山水の石庭も有名です。最寄りの出入口は田辺北または田辺西インターチェンジです。

けいはんな記念公園 けいはんな記念公園は京都府相楽郡精華町にある都市公園で、国立国会図書館関西館などの研究文化施設が集まる関西文化学術研究都市の建設を記念してつくられました。日本の里の風景をテーマにした日本庭園などがあります。最寄りの出入口は精華学研インターチェンジです。

橿原神宮 橿原神宮は奈良県橿原市にあり、初代天皇である神武天皇の畝傍橿原宮のあった場所に明治時代に建てられました。神武天皇とその皇后を祀っています。最寄りの出入口は橿原高田インターチェンジです。

高野山金剛峯寺 高野山金剛峯寺は和歌山県伊都郡高野町にある真言宗の総本山です。弘仁7年(816)に弘法大師空海が開創したもので、不動堂が国宝に、大門ほかの建造物が重要文化財二指定されています。最寄りの出入口は高野口インターチェンジです。

粉河寺 粉河寺は和歌山県紀の川市にある粉河観音宗の総本山です。本尊は千手千眼観世音菩薩で、西国三十三所第3番札所でもあります。寺宝の粉河寺縁起絵巻は国宝に指定されています。最寄りの出入口は紀の川東インターチェンジです。

根来寺 根来寺は和歌山県岩出市にある新義真言宗の総本山です。中世、鉄砲で武装した根来衆と呼ばれる僧兵を抱えていたことで知られ、豊臣秀吉の紀州征伐の際に焼亡しますが、江戸時代に再興されました。日本最大の多宝塔である「大塔」は国宝です。最寄りの出入口は岩出根来インターチェンジです。

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