紀伊山地と太平洋に囲まれた歴史と文化を宿す田辺市の観光スポット

田辺市 観光旅行
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和歌山県の南部に位置する田辺市は、雄大な太平洋と紀伊山地の奥深い緑に囲まれた自然豊かなところです。ユネスコの世界遺産に登録された熊野古道や熊野本宮大社にみられるように、古くからの歴史を伝える多くの史跡にも恵まれています。

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熊野本宮大社

熊野本宮大社

熊野本宮大社」は、那智・新宮とともに「熊野三山」の一つを構成する、紀伊山地の奥深くにある神社です。崇神天皇47年(前51)に創建されたといわれています。

昌泰3年(900)の宇多法皇をはじまりとして、多くの皇族・貴族が「熊野詣」のため当地を訪れたほか、「踊り念仏」を広めた一遍上人も証誠殿に参籠するなど、古くから人々の熱狂的な信仰を集め、そのありさまは「蟻の熊野詣」とよばれました。

境内には主神の家津美御子大神(けつみみこのおおかみ)を祀る証誠殿を中心に、檜皮葺の4つの社殿が横一列に並んでおり、国の重要文化財となっています。また、熊野本宮大社とともに、熊野三山に向かう参詣者たちが歩いた「熊野古道」も、ユネスコの世界文化遺産として登録されています。

熊野本宮大社
■所在地:和歌山県田辺市‎本宮町本宮1100
■電話番号:0735-42-0009
■公式サイト:
■交通アクセス:JR紀勢本線「新宮駅」から奈良交通バス・熊野御坊南海バス・明光バス乗車50分から80分、「本宮大社前」バス停下車/阪和自動車道「南紀田辺インターチェンジ」から車で1時間
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大斎原(おおゆのはら)

大斎原

大斎原」は、熊野川・音無川・岩田川が合流する中洲にあたる熊野本宮大社の旧社地です。崇神天皇の時代、この大斎原にあった櫟(いちい)の巨木に三体の月が降臨したので、社殿をつくって祀ったとされています。

明治22年(1889)に熊野川の大水害があり、ここにあった社殿が流されてしまったため、現在地である山上に残った社殿を引き上げて遷座したということです。現在もこの場所には祭神を合祀した祠が祀られているほか、境内入口には高さ約34メートルの大鳥居が建てられています。

大斎原
■所在地:和歌山県田辺市‎本宮町本宮
■電話番号:0735-42-0009(熊野本宮大社)
■公式サイト:
■交通アクセス:JR紀勢本線「新宮駅」から奈良交通バス・熊野御坊南海バス・明光バス乗車50分から80分、「大斎原前」バス停下車、徒歩3分(明光バスは「本宮大社前」バス停下車、徒歩10分)/阪和自動車道「南紀田辺インターチェンジ」から車で1時間
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鬪雞神社

鬪雞神社

鬪雞神社」は、田辺市の市街地に鎮座する神社です。允恭天皇8年(424)の創建と伝えられ、白河天皇の時代に熊野三所権現を勧請したので「今熊野」ともよばれました。

『平家物語』によれば、強力な水軍を擁する熊野別当・湛増が源氏と平氏のどちらに与すべきかを闘鶏によって占い、源氏の旗と同じ白のほうの鶏が勝利したことから、源氏への加勢を決めたということです。

江戸時代に建てられた社殿はかつての熊野本宮大社と同様に6棟が横一列に並んでおり、国重要文化財に指定されているほか、ユネスコの世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の一つにも登録されています。

鬪雞神社
■所在地:和歌山県田辺市‎東陽1-1
■電話番号:0739-22-0155
■公式サイト:
■交通アクセス:JR紀勢本線「紀伊田辺駅」から徒歩5分、又は明光バス(白浜田辺線)乗車3分、「権現前」バス停下車/阪和自動車道「南紀田辺インターチェンジ」から車で10分

天神崎

天神崎

「天神崎」は、田辺湾の北端に突き出した岬で、標高35メートルほどの小高い日和山を中心に、備長炭の材料としても重宝されるウバメガシなどの常緑樹林が茂り、海側には平らな岩礁が広がっています。

引き潮の時刻になると、平らな岩礁に溜まった海水が鏡のように反射して、まるでボリビアにあるウユニ塩湖のような幻想的な風景を目にすることができます。

「天神崎」は、海の生物と森の生物が一体となって生態系を育んでいる貴重な自然が残る場所であり、1970年代に別荘開発計画が持ち上がったのを契機に、市民の募金で土地を買い取って環境を保全する「ナショナル・トラスト運動」のさきがけとなったことでも知られます。

天神崎
■所在地:和歌山県田辺市‎天神崎
■電話番号:0739-26-9929(田辺市観光協会)
■公式サイト:
■交通アクセス:JR紀勢本線「紀伊田辺駅」から龍神バス(みなべ線)乗車10分、「明洋前」バス停下車、徒歩15分/阪和自動車道「南紀田辺インターチェンジ」から車で10分
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