北海道函館市は、渡島半島の南東部に位置し、三方を海に囲まれた、札幌市・旭川市に次ぐ北海道第3の人口を抱える都市です。室町時代に河野政通によって築かれた「宇須岸(うすけし)館」が「箱館(函館)」の語源とされ、江戸幕末には開港場となり、以後も港湾都市として成長を遂げました。
旧函館区公会堂
内部には皇族が滞在した御座所などの部屋があり、明治時代のテーブルや椅子、ソファなどの調度品が展示されています。また、併設の「函館ハイカラ衣裳館」ではドレスなどの洋装の貸出しをしており、レトロな雰囲気の中で記念撮影をすることができます。
■所在地:北海道函館市元町11-13
■電話番号:0138-22-1001
■公式サイト:https://hakodate-kokaido.jp/
■料金:一般300円、学生・生徒・児童150円。ただしハイカラ衣裳館の貸衣装は30分2,500円から
■交通アクセス:JR函館本線「函館駅」(「函館駅前停留所」)から函館市電(5系統)乗車10分、「末広町停留所」下車、徒歩5分/函館新道・函館江差自動車道「函館インターチェンジ」から車で20分
旧イギリス領事館
函館は江戸幕末の安政6年(1859)に開港し、イギリス領事館も置かれましたが、当時は称名寺にあったところ、移転や火災による焼失を経て再建されたものです。レンガ造2階建ての近代建築として貴重なことから、函館市の有形文化財となっています。
■所在地:北海道函館市元町33-14
■電話番号:0138-83-1800
■公式サイト:https://www.fbcoh.net/
■料金:一般300円、学生・生徒・児童150円
■交通アクセス:JR函館本線「函館駅」(「函館駅前停留所」)から函館市電(5系統)乗車10分、「末広町停留所」下車、徒歩5分/函館新道・函館江差自動車道「函館インターチェンジ」から車で20分
函館ハリストス正教会
函館の市街地を見下ろす丘の上に建てられ、レンガ壁に漆喰塗りの白壁が映えます。鐘楼には重さ500キロもある大鐘が吊るされており、祈祷の際に打ち鳴らされることから、「ガンガン寺」とも呼ばれ、その音色は「日本の音風景100選」にも選定されています。
■所在地:北海道函館市元町3-13
■電話番号:0138-23-7387
■公式サイト:https://www.orthodox-hakodate.jp/
■料金:大人200円、中学生100円、小学生以下無料
■交通アクセス:JR函館本線「函館駅」(「函館駅前停留所」)から函館市電(5系統)乗車10分、「末広町停留所」下車、徒歩10分/函館新道・函館江差自動車道「函館インターチェンジ」から車で20分
函館山
山頂へは「函館山ロープウェイ」のほか、バスやマイカー(夜間交通規制あり)でも登ることができます。ほかに山麓から1時間ほどかけて山頂に至るハイキングコースも整備されています。この「函館山」は、きれいな扇形に広がる函館市街の夜景を楽しむことができるスポットとして、特に人気を集めています。
■所在地:北海道函館市函館山
■電話番号:0138-23-5440(函館市観光案内所)
■公式サイト:https://www.hakobura.jp/spots/585
■交通アクセス:JR函館本線「函館駅」(「函館駅前停留所」)から函館市電(5系統)乗車5分、「十字街停留所」下車、徒歩10分、函館山ロープウェイ「山麓駅」で同ロープウェイに乗り換え3分、「山頂駅」下車/函館新道・函館江差自動車道「函館インターチェンジ」から車で40分
五稜郭跡
この「五稜郭跡」には「箱館奉行所」の建物が復元されており、内部を見学することができます。春にはソメイヨシノなど1,500本の桜が満開を迎え、花見の名所としても知られます。また、「五稜郭跡」の隣接地には高さ107メートルの「五稜郭タワー」がそびえており、展望台から城郭全体の姿はもとより、函館山や津軽海峡まで見通すことができます。
■所在地:北海道函館市五稜郭町44-1
■電話番号:0138-21-3456(函館市文化財課)
■公式サイト:https://www.city.hakodate.hokkaido.jp/docs/2014011601161/
■交通アクセス:JR函館本線「函館駅」(「函館駅前停留所」)から函館市電(2又は5系統)乗車20分、「五稜郭公園前停留所」下車、徒歩10分/函館新道・函館江差自動車道「函館インターチェンジ」から車で15分
旧開拓使函館支庁書籍庫
明治40年(1907)の函館大火で類焼を免れたもので、防火のために鉄の扉や柵が設けられており、レンガの積み方もフランス積みなど、我が国のレンガ造りの歴史を伝える貴重な建築物として、北海道の有形文化財に指定されています。
■所在地:北海道函館市元町1-24
■電話番号:0138-21-3388(函館市まちづくり景観課)
■公式サイト:https://www.city.hakodate.hokkaido.jp/docs/2014021200255/
■交通アクセス:JR函館本線「函館駅」(「函館駅前停留所」)から函館市電(5系統)乗車10分、「末広町停留所」下車、徒歩5分/函館新道・函館江差自動車道「函館インターチェンジ」から車で20分
旧北海道庁函館支庁庁舎
「旧北海道庁函館支庁庁舎」の建物は、北海道庁技師・家田於菟之助(いえだおとのすけ)が設計したもので、玄関のペディメントをエンタシス風の柱が支えている美しいつくりであり、明治期の木造建築の代表例として北海道の有形文化財に指定されています。
■所在地:北海道函館市元町12-18
■電話番号:0138-21-3388(函館市まちづくり景観課)
■公式サイト:https://www.city.hakodate.hokkaido.jp/docs/2021040600058/
■交通アクセス:JR函館本線「函館駅」(「函館駅前停留所」)から函館市電(5系統)乗車10分、「末広町停留所」下車、徒歩10分/函館新道・函館江差自動車道「函館インターチェンジ」から車で20分
旧相馬家住宅
切妻造の玄関や書院造の主座敷をはじめとして、全般に凝ったつくりの和風建築となっていますが、応接間については軽やかな千草色に塗られた外観と繊細なモールディングが施された漆喰塗りの白い内装が特徴的な洋風建築となっています。
■所在地:北海道函館市元町33-2
■電話番号:0120-210-289
■公式サイト:https://www.kyusoumake.com/
■交通アクセス:JR函館本線「函館駅」(「函館駅前停留所」)から函館市電(5系統)乗車10分、「末広町停留所」下車、徒歩5分/函館新道・函館江差自動車道「函館インターチェンジ」から車で20分
元町配水場
この敷地内には噴水や展望広場が整備され、平成元年(1989)の「水道創設100周年」を機会に一般開放されました。高区配水池の完成記念に植樹されたという樹齢100年を超える桜の木も現存しており、今では桜の名所として親しまれています。
■所在地:北海道函館市元町1-4
■電話番号:0138-27-8753(函館市企業局上下水道部)
■公式サイト:https://www.city.hakodate.hokkaido.jp/docs/2014022500477/
■交通アクセス:JR函館本線「函館駅」(「函館駅前停留所」)から函館市電(5系統)乗車5分、「十字街停留所」下車、徒歩5分/函館新道・函館江差自動車道「函館インターチェンジ」から車で20分