東京から50キロ・東金市の観光スポット
千葉県東金市は、東京都心から50キロ圏に位置する千葉県内の拠点都市のひとつです。太平洋に近く温暖で、近年は首都圏中央連絡自動車道の開通など交通アクセスも向上していることから、観光面でも注目されています。
八鶴湖:東金桜まつりでにぎわう
この「御成街道」をきっかけに宿場町や問屋町が形成され、今日の東金市の発展へと続いています。
「八鶴湖」は、東金御殿の庭池として整備された人造湖ですが、周囲およそ800メートルの湖畔には、300本ものソメイヨシノが植栽されており、春の時期になると多くの花見客でにぎわいます。
花の見頃となる毎年4月上旬には「東金桜まつり」が開催され、夜間はライトアップされて夜桜見物もできるようになっています。
湖畔にはまた、明治時代に創業された旅館「八鶴亭」があり、建物は国登録有形文化財に指定されています。ここは北原白秋や伊藤左千夫など、多くの文化人が訪れたことでも知られます。
■所在地:千葉県東金市東金1435-1
■電話番号:0475-55-3310(観光案内所)
■公式サイト:[こちらをクリック]
■交通アクセス:千葉東金道路・首都圏中央連絡自動車道「東金インターチェンジ」から車で10分/JR東金線「東金駅」から徒歩で10分
■駐車場:無料。ただし、桜まつり開催期間中は交通規制あり
本漸寺:家康ゆかりの東金御殿に隣接
「本漸寺」は、八鶴湖を見下ろす高台にある日蓮宗系の単立寺院です。
創建時期は不明ですが、もとは山辺郡松之郷(今の東金市内)にあったものを、東金城主の酒井氏によって現在地に移転させられたものといいます。
隣接地に東金御殿が築かれると、徳川家康もこの本漸寺を訪れ、寺領として30石を寄進しています。
境内には家康が駿府から運ばせたという「家康公お手植えの蜜柑の樹」があり、現在のものは4代目にあたるとのことです。
■所在地:千葉県東金市東金1423
■電話番号:0475-52-2449
■公式サイト:[こちらをクリック]
■交通アクセス:千葉東金道路・首都圏中央連絡自動車道「東金インターチェンジ」から車で10分/JR東金線「東金駅」から徒歩で10分
■駐車場:無料
最福寺:上総十ヶ寺の一つに数えられる名刹
「最福寺」も八鶴湖沿いの高台にある日蓮宗系の単立寺院で、大同2年(807)に最澄が開いたと伝えられます。
室町時代に時の住職であった日遵上人が天台宗から顕本法華宗に改宗して中興開山となり、江戸時代には「上総十ヶ寺」の一つに数えられました。
鷹狩のため東金御殿に滞在した徳川家康も住職の日善上人と対談しており、境内には「徳川家康と日善上人の像」があります。
また、歌舞伎の『与話情浮名横櫛』(よわなさけうきなのよこぐし)に登場する「切られ与三」のモデルとなった長唄の家元・四代目芳村伊三郎の墓もあります。
■所在地:千葉県東金市東金1693
■電話番号:0475-52-2321
■公式サイト:[こちらをクリック]
■交通アクセス:千葉東金道路・首都圏中央連絡自動車道「東金インターチェンジ」から車で10分/JR東金線「東金駅」から徒歩で5分
■駐車場:無料