豊かな自然に育まれた世界遺産のまち・新宮市の観光スポット

新宮市 観光旅行
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紀伊半島の東南部に位置する和歌山県新宮市は、南は太平洋に、北は紀伊山地に面し、温暖で多雨な気候から豊かな自然が育まれてきたところです。世界遺産にもなっている「紀伊山地の霊場と参詣道」ゆかりの史跡も多く、観光都市として知られています。

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熊野速玉大社

熊野速玉大社

熊野速玉大社」は、本宮・那智と並ぶ「熊野三山」のひとつとして古くから信仰を集めてきた神社で、景行天皇の時代に「神倉神社」のある旧鎮座地より熊野川の河口に近い現在の場所に遷座したことから、「新宮」とも呼ばれています。

境内には平重盛公お手植えと伝えられる国天然記念物指定の巨大なナギの木があり、歴史を感じさせます。また、檜扇など1,000点以上の文化財が「熊野神宝館」に収蔵されており、世界遺産の「紀伊山地の霊場と参詣道」の構成資産にもなっています。

熊野速玉大社
■所在地:和歌山県新宮市新宮1‎
■電話番号:0735-22-2533
■公式サイト:
■交通アクセス:JR紀勢線「新宮駅」から徒歩15分、又は熊野交通バス(相筋線)乗車5分、「権現前」バス停下車/新宮紀宝道路「紀宝インターチェンジ」から車で5分
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佐藤春夫記念館

佐藤春夫記念館

「佐藤春夫記念館」は、「秋刀魚の歌」などの詩作で知られる新宮市出身の作家で、「望郷詩人」ともいわれた佐藤春夫の記念館です。佐藤春夫の旧宅を東京から移設し記念館として転用したもので、建物そのものに往時のおもかげが残ります。

エントランスのアーチやマントルピースのある応接間、吹き抜けのサンルーム、八角塔の書斎など、独特の構造をした建物内部が見学できるほか、詩集や小説の初版本、手紙、写真などのゆかりの品々も展示されています。

なお、「佐藤春夫記念館」は目下改修中のため2026年新装オープンまで一時閉鎖されています。
佐藤春夫記念館
■所在地:和歌山県新宮市新宮1
■電話番号:0735-21-1755
■公式サイト:
■交通アクセス:JR紀勢線「新宮駅」から徒歩15分、又は熊野交通バス(相筋線)乗車5分、「権現前」バス停下車/新宮紀宝道路「紀宝インターチェンジ」から車で5分
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神倉神社

神倉神社

神倉神社」は、「熊野速玉大社」の本宮とされる境外摂社で、神武天皇が東征の際に登った「天磐盾」(あめのいわたて)であるという巨岩「ゴトビキ岩」が御神体です。参道は500段以上もある急傾斜の石段となっており、建久4年(1193)に鎌倉幕府初代将軍・源頼朝が寄進したものと伝えられています。

毎年2月の「お燈まつり」では、白装束の男たちがたいまつを手に石段を駆け下りる勇壮な光景を目にすることができます。

神倉神社
■所在地:和歌山県新宮市神倉1-13-8
■電話番号:0735-22-2533(熊野速玉大社社務所)
■公式サイト:
■交通アクセス:JR紀勢線「新宮駅」から徒歩15分、又は熊野御坊南海バス(新勝線)乗車10分、「神倉神社前」バス停下車/新宮紀宝道路「紀宝インターチェンジ」から車で10分
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阿須賀神社

阿須賀神社

阿須賀神社」は、熊野川河口に近い蓬莱山の山麓に祀られる神社です。古くから熊野三山との関連が深く、平安時代から神仏混淆の「阿須賀王子」として信仰されてきました。境内からは熊野詣に訪れた人々から奉納された中世の懸仏(かけぼとけ)などが多数発掘されています。

また、秦の始皇帝の命により不老不死の霊薬を求めてはるばる蓬莱山までやってきた徐福が上陸したのがこのあたりとされ、付近の海岸には「徐福上陸之地」の碑が建てられています。

阿須賀神社
■所在地:和歌山県新宮市阿須賀1-2-25
■電話番号:0735-22-3986
■公式サイト:
■交通アクセス:JR紀勢線「新宮駅」から徒歩10分、又は熊野御坊南海バス(新勝線)乗車1分、「阿須賀神社前」バス停下車、徒歩5分/新宮紀宝道路「新宮北インターチェンジ」から車で5分
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