袋井市・千年の歴史をもつ遠州三山がそびえる太平洋に面したまち

袋井市 観光旅行
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静岡県袋井市は、県西部にある太平洋に面したまちで、江戸時代には東海道の宿場町として栄えました。市内には「遠州三山」とよばれる古刹・名刹が存在し、いまでも多くの参拝客を集めています。

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法多山尊永寺

法多山尊永寺

法多山尊永寺」は、袋井市豊沢にある真言宗の寺院で、「遠州三山」のひとつとされています。奈良時代、聖武天皇の命により行基が建立したといわれ、中世には今川氏の庇護を受けました。

この寺院は山号の「法多山」の名でよばれることが多く、本尊の聖観音は「厄除け観音」として知られ、門前で売られる「厄除だんご」も名物となっています。秋の紅葉もみごとなもので、全国から多くの人々が訪れます。

法多山尊永寺
■所在地:静岡県袋井市豊沢2777
■電話番号:0538-43-3601
■公式サイト:
■交通アクセス:東名高速道路「袋井インターチェンジ」から車で20分/JR東海道本線「愛野駅」から徒歩30分

可睡斎

可睡齋

可睡齋」は、袋井市久能にある曹洞宗寺院で、室町時代の応永8年(1401)に如仲天誾(じょちゅうてんぎん)が開山しました。徳川家康が武田の軍勢から逃れてこの寺に来た時、和尚が居眠りをしているのを見て「睡る可し(ねむるべし)」と言ったことから「可睡斎」の名が付いたといわれています。

この寺の本尊は聖観音ですが、明治時代の神仏分離の際に秋葉山の三尺坊大権現が遷座したことから、火伏せのご利益でも信仰されています。また、「花の寺」として知られる同寺には、2千株のボタンが植えられており、春から初夏にかけて訪れる人の目を楽しませています。

可睡斎
■所在地:静岡県袋井市久能2915-1
■電話番号:0538-42-2121
■公式サイト:
■交通アクセス:東名高速道路「袋井インターチェンジ」から車で5分/JR東海道本線「袋井駅」から秋葉バスサービス(可睡の杜線)乗車10分、「可睡」バス停下車

油山寺

油山寺

「油山寺」は、袋井市村松にある真言宗の寺院で、薬師如来を本尊とし、大宝元年(701)に行基が創建したと伝えられます。境内から油が湧くので「油山寺」と名付けられたといわれ、孝謙天皇の眼病平癒に効験があったことから眼病平癒の寺として信仰されています。

この寺は戦国時代に兵火にかかり焼失していますが、その後江戸時代初期に再建された三重塔は国指定重要文化財です。また、山門は掛川城の大手二之門を明治時代に移築したものです。

油山寺
■所在地:静岡県袋井市村松1
■電話番号:0538-42-3633
■公式サイト:
■交通アクセス:東名高速道路「袋井インターチェンジ」から車で15分/JR東海道本線「袋井駅」(北口)から袋井市自主運行バス(北部循環線フーちゃん号左回り)乗車10分、「鷲巣上」バス停下車、徒歩35分
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